映画「かぐや姫の物語」

二階堂和美さんのライブを録画で見て以来
ずーっと歌い続ける娘ちゃん。
「いーまのすべてはー かーこのぉ すべてー♪」

映画「かぐや姫の物語」を観たいという熱が一向に冷めないので、
お買い物ごっこの振替休日を使って行ってきました。

1999年公開の
高畑監督の映画「ホーホケキョ となりの山田くん」も劇場で観ました。
もちろん今回の作品も楽しみにしていました！
ただ、娘ちゃんを連れていくのには躊躇いがありました。
古典だし、
長いし、
娘ちゃんが見慣れているCGアニメとは違うしと。

でも、ごめんなさい！
ま〜ったく無駄で意味のない心配でした。

も〜〜〜、連れて行って良かったです！
２時間半、６歳の子が一寸もダレませんでした。
それどころか、ラストは鼻を啜るほど入り込んでいました。

映画を普段観ないウチの母や
軽い内容の話題作しか観ない妹にも勧められる、
いや勧めたい！いや勧めた作品でした。
ウチの小西さんには、
劇場で会員カードを更新したときにもらった無料鑑賞券をあげました。

映画であるとか、
古典であるとか、
大人向けであるとか、
勝手にこちらが作ったいろんな壁を
突き破る力のある普遍的な現代の作品です！

まだ書きたいことは多々ありますが、惜しんでも一つだけ。

故・地井さん演じる翁が、
「たーけのこ！たーけのこ！」と揶揄する山の童子たちと張り合い
「ひーめ！ひーめ！」と赤ちゃんを呼び続け、
よちよちと歩いてきた姫を抱きすくめるシーン、
ただならぬ愛情に溢れ、溢れ、溢れ、
もう涙が止まりませんでした。
地井さんの真実味のある名演技には脱帽です！
この前半の翁があるからこそ、後半も憎み切れなかったです。
姫、同様。

ウチの姫はというと、
その後、二階堂和美さんのCD「ジブリと私とかぐや姫」を借り、
「とーりぃ むーしぃ けーもーのー♪」と
毎日のようにわらべ唄を歌っています。